深呼吸のガイドを Mac で使う前に確かめること

Callulu · ガイド · · 4分で読めます

Callulu の SYLPH。呼吸のガイドが広がり縮むところ。

パソコンで使える深呼吸のアプリを探すと、最初にサインインを求めたり、毎日の通知を勧めたりするものがよく出てきます。欲しかったのは1分ほどの呼吸のガイドなのに、その周りの仕組みのほうが大きい。ガイドそのものは単純なので、選ぶときに見るべき所は、たいていその周りにあります。

呼吸のガイドがしていること

画面の上の形が、数秒かけて大きくなり、少し止まって、また小さくなります。円のこともあれば、棒や、端を流れる光のこともあります。大きくなるあいだに息を吸い、小さくなるあいだに吐きます。同じ間合いで音が強まって弱まるものなら、画面から目を離していても合わせられます。

自分で数えながら呼吸すると、数えることと息をすることを同時にやることになります。ガイドは間合いを画面の側に預けるので、こちらは合わせるだけで済みます。ガイドどうしの違いは、描く形と1周の長さ、吸いきったところで止まるかどうかくらいです。

Mac に入っているもの

macOS に、呼吸のガイドは入っていません。形を描いてくれる設定も無いので、使うならアプリを入れるか、自分で数えるかです。

自分で数えるなら、4つ数えて吸い、6つ数えて吐く、のように長さを決めて続けます。これでも足ります。そのかわり、数を頭の中で持ち続けることになります。

ひと息つくあいだの周りのことは、macOS の機能で整えられます。集中モードやおやすみモードにしておけば、途中で通知が画面に出てきません。フルスクリーンにすれば、画面の上のメニューバーも隠れます。アクセシビリティの「視差効果を減らす」は、アプリが動きを控えるかどうかを決めるときに読む設定です。呼吸のガイドは動きそのものがガイドなので、この設定を入れてから、そのアプリがどう振る舞うかを見ておきます。

入れる前に試したい6つ

ひと月後にもそのアプリを使っているかどうかは、形の描き方よりも、次のような所で決まります。

  1. ひと息つきたいと思ってから、形が出るまでに何回クリックするか。2回を超えて、途中でアプリの切り替えを挟むなら、だんだん手が伸びなくなります。
  2. フルスクリーンのアプリの上に出るか。出ないガイドだと、ひと息つく前にウィンドウを切り替えることになります。
  3. 1周は合わせずに眺める。大きくなる秒数と小さくなる秒数を数えて、画面に何も無いときの自分の呼吸と比べます。
  4. 音を消して、もう一度動かす。間合いが音にしか無いガイドは、人のいる部屋では使えません。
  5. 終わり方を見る。最後の1周でひとりでに止まるものは、そのまま画面を返します。閉じるのを待つものは、クリックするまで画面に残ります。
  6. 1週間、放っておく。そのあとで通知を強めてくるものは、いずれ消すことになるので、早めに分かっておくほうが楽です。

SYLPH の出し方

Callulu は、Mac のメニューバーに常駐して8つのサインを出すアプリです。メニューで名前の下に「リセットする」と出る SYLPH が、深呼吸のガイドです。メニューで選ぶと、画面の端からあたたかい光がひと息ぶん流れ、ひとりでに終わります。音は付けるかどうかを選べて、光の出る位置と色、効果の強さも変えられます。

光は、フルスクリーンのアプリの上にも、どの操作スペースにも出ます。光の上でクリックしても、そのクリックは下のウィンドウに届きます。描くのに macOS の許可は要りません。「視差効果を減らす」を入れていても、SYLPH は動きます。光が伸びて引いていく動きが、ガイドそのものだからです。

メニューを開かずに呼ぶこともできます。callulu://sylph/run という URL を開くと SYLPH が始まるので、ショートカット.app や、ターミナルの open、URL を開けるランチャーから呼べます。自分で決めたキーに割り当てることもできます。直販版には、左右の ⌘ を同時に押すキー操作もあります。キー操作は入力監視の許可が要り、キー操作をオンにしたときにだけ許可を求めます。App Store 版は、サンドボックスの決まりでキー操作を入れていません。URL はどちらの版でも使えます。

画面の間合いが自分の呼吸と合わないとき

ガイドの間合いは、外から渡されたものです。1周が自分の呼吸より速かったり遅かったりすると、合わせること自体がひと仕事になります。

合うかどうかは、何度か動かしてみると分かります。光を追いかけているように感じたら、ガイドを使うのをやめて、自分で数えるやり方に戻ります。数の長さは、自分で決め直せます。